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診断基準について |
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血圧130/85mmHg以上をもって基準値としているが、この値は正常高値血圧の基準値で、世界的にも同一の基準が用いられており、本邦においても正常高値血圧から心血管疾患も増加するなど疫学的にはエビデンスが証明されているところで、この基準値を支持する。 |
| 2. |
血圧測定法 |
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血圧の測定法であるが、ガイドラインに示す、安定した2回の血圧(差が5mmHg以内)の平均をとるという方法は健診においては必ずしも容易でないことは理解できる。国民健康栄養調査・循環器疾患基礎調査で用い、今回のプログラムでも用いている2回の血圧測定で平均をとることに同意したい。尚、家庭血圧計は上腕カフ・オシロメトリック法を用いる。 |
| 3. |
家庭血圧値の応用 |
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プログラムにも記載されているが、血圧は変動が大きいものであり、健診時にも白衣高血圧の効果はでる可能性がある。本来の血圧値を把握するためにも、家庭血圧の値を参考にすることが望ましい。そこで、アンケートをとる際に、あるいは血圧を測定する際に、家庭血圧を測っているかどうかの確認とその際の血圧値を記録に残すことを提案したい。高血圧治療ガイドライン(JSH
2004)では、家庭血圧値は、135/85mmHg以上で高血圧とされ、125/80mmHg未満が正常血圧とされている。従って、日本高血圧学会が薦めている方法に準拠して測定された家庭血圧が、125/80mmHg未満の場合、健診時の血圧が130/85mmHg以上であっても白衣効果とみなし、血圧高値とは判定しないという判断基準とする。その後の健診や保健指導を行う場合には、測定血圧値に加えて家庭血圧値も参考にして判断することとなる。

一方で、健診時血圧が130/85mmHg未満であっても、家庭血圧が125/80mmHg以上の場合は、血圧高値と判断し、血圧基準は満たしているものとする。特に家庭血圧135/85mmHg以上の場合は、仮面高血圧であり、高血圧と同等の心血管疾患ハイリスクな状態と判断して、高血圧対策を開始すべきである。 |
| 4. |
受診勧奨について |
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本プログラムでは、140/90mmHg以上の高血圧を受診勧奨の基準値としている。この値は高血圧の基準値であり、保険診療を考慮しても矛盾はない。一方で、本邦のJSH
2004では、140〜159/90〜99mmHgの軽症高血圧の場合、糖尿病や腎障害の合併症がない場合には、直ちに薬物療法をすすめているわけではない。JSH
2004では、表1に示すように心血管リスクの層別化を行っており、リスクは表2に示す。そして、リスク別の高血圧治療の方針を図1に示す。低リスクの軽症高血圧では、3ヶ月の生活習慣改善(食塩制限、肥満是正と運動療法)を行い、その後血圧が140/90mmHg未満にならない場合に薬物療法に入るとしている。 |